なぜモラハラ関係から離れられないのか|抜けにくくなる心理

モラハラの相談で、とてもよく聞く言葉があります。
「頭では、もう無理だと思っているんです」
「でも、なぜか離れられないんです」
自分でも不思議に感じる人は少なくありません。
- もう限界だと思う
- このままではよくないとわかっている
- 何度も別れようと思った
それでも、関係が続いてしまう。
この状態は決して珍しいことではありません。
そこには
人の心の仕組みが関係しています。
モラハラ関係は「急に」終わらない
モラハラ関係は、
多くの場合
ゆっくりと作られていきます。

このように少しずつ変化するため、
途中では
「ここまでひどい関係になっている」
と気づきにくいことがあります。
なぜ離れられないのか?
1・希望を持ってしまう
モラハラ関係が続く理由の一つは
希望です。
例えば
- 本当は優しい人のはず
- 昔は優しかった
- 私がもっと頑張れば変わるかもしれない
こうした希望があると、
関係を終わらせる決断が難しくなります。
特に
最初の優しい記憶
はとても強く残ります。
そのため
「元に戻るかもしれない」
と思ってしまうことがあります。
2・自分を責めてしまう
モラハラ関係では、
自分を責めてしまうことも多くなります。
例えば
- 自分の言い方が悪かったのでは
- 自分が怒らせたのでは
- もっと努力すればよいのでは
こうして
問題の原因を自分に向けてしまうと、
関係から離れることが
さらに難しくなります。
3・関係を守ろうとする力
モラハラ関係から離れにくい人は、
- 相手を大切にする
- 関係を守ろうとする
- 我慢強い
という特徴を持っていることが多いです。
つまり、
人を大切にする力
が強い人です。
しかしその優しさが、
苦しい関係の中で
自分を縛ってしまうこともあります。
離れられないのは弱さではない
モラハラ関係から離れられないと、
「自分は弱いのではないか」
と感じる人もいます。
しかし実際には
- 感情
- 記憶
- 希望
- 人間関係のパターン
など、さまざまな心理が重なって
関係が続いてしまうことがあります。
つまり
意志の弱さではなく、
心の仕組み
が関係しているのです。
大切なのは状況を理解すること
まず必要なのは、
今の関係がどのような状態なのか、
そして、なぜ離れにくくなっているのかを理解することです。
理解が進むと、
「自分が弱いからではないのかもしれない」と気づき、
自分を責める気持ちが少しずつやわらいでいきます。
まずは、今の関係を理解すること。
そこから、これからの人生をどうしていくのかを
少しずつ考える力が生まれてきます。
それが、
自分の人生を取り戻す最初の一歩になることがあります。

