🌿【シリーズ:なぜ私はあの人から離れられないのか?③】

🌸 責任感と罪悪感の罠 — 「私が頑張ればうまくいく」

「私がもう少し頑張れば…」
「怒らせてしまった私が悪いのかも」
「母親なんだから、しっかりしないと」

DV・モラハラの関係では、
責任感の強い女性ほど抜け出しにくい と言われています。

それは弱さではなく、
あなたが“誠実で、優しくて、努力家である”証拠です。

でもその優しさが、
ときに自分を追い詰め、苦しめてしまうことがあります。

この記事では、責任感と罪悪感が
どのように「離れられない心」をつくるのかを
やさしく整理し、少し心が軽くなる視点をお届けします。


🍃責任感の強い女性ほど抜けられない — 3つの心の働き

💭 ① “私が変わればうまくいく”と思い込みやすい

誠実で努力家な人ほど、
「関係がうまくいかないのは私のせいかも」
と考えやすくなります。

  • 気をつければ大丈夫
  • 私の言い方が悪かったかも
  • 次こそはうまくできる

これはあなたが「関係を大切にしたい」
という気持ちを持っているからこそ生まれる反応です。


💭 ② 相手の機嫌や言動を“自分の責任”として背負ってしまう

責任感が強い人は、
相手が怒る → “自分が悪い”
相手が不機嫌 → “私のせい”
と、自分に原因を探しがちです。

でも実際には、
相手の感情は相手自身の選択

あなたの責任ではありません。


💭 ③ 子どもの頃から“役割”を背負ってきた可能性がある

幼少期に

  • 親の機嫌を読む
  • 家族の間に入る
  • 我慢する
  • 良い子でいようとする

こうした役割を背負ってきた人は、
“頑張ればなんとかなる”という思考が根づきやすい傾向があります。

これはあなたが悪いのではなく、
生き延びるために身につけた知恵です。


🍃 加害者が植え付ける罪悪感 — 3つの心理的トリック

💡 ① 「お前が悪い」と言い続けて自信を奪う

モラハラ加害者は、相手を支配するために
罪悪感を利用します。

  • 「お前のせいで怒ってる」
  • 「お前が変わらないから」
  • 「俺を怒らせるお前が悪い」

こうして罪悪感を植え付けることで、
あなたを“自分のほうが悪い”と思わせてしまうのです。


💡 ② 自分の加害行動を“正当化”するために責める

加害者は、自分の行動を正当化するために
相手を責め続けます。

  • 相手が悪いから怒った
  • わかってほしかっただけ
  • お前が変わればうまくいく

これは 責任のすり替え であり、
あなたの責任ではありません。


💡 ③ 優しさと責めを繰り返して“混乱”をつくる

責めたあとに急に優しくなる(=ハネムーン期)。

この繰り返しは、
心に「私も悪かったのかも…」という
混乱と罪悪感を生み出します。

罪悪感は、離れられない心の大きな要因になります。


🍃 母親としての責任感と被害者心理がぶつかる — 3つの葛藤

🌙 ① “子どものために家庭を守らなきゃ”と思ってしまう

母親としての責任感が強いほど、
「子どものために我慢したほうがいいのかな…」
と迷いが生まれます。

でも実際には、
子どもには「安心」が一番の栄養です。


🌙 ② 子どもへの影響が心配で身動きが取れなくなる

離婚・別居・環境の変化。
どれも大きなストレスです。

母親として不安になるのは当然です。


🌙 ③ “私が頑張れば子どもを守れる”という責任感が強すぎる

責任感の強い女性ほど、
すべてを背負い込んでしまいます。

でもあなたの心がすり減ってしまうと、
子どもを守るエネルギーも奪われてしまう。

あなたが幸せであることは、
子どもの幸せに直結します。


🍃 あなたが悪いわけではない — 心の優しさがつくった反応

🌼 ① 責任感はあなたの“優しさ”の証拠

責任感が強いのは、
誠実で、思いやりがあって、努力家である証です。


🌼 ② 罪悪感は“植え付けられたもの”であり、あなたの本心ではない

あなたが悪いわけではありません。
加害者の言葉や態度がつくった“偽りの責任”です。


🍃 少し楽になるための3つの視点

🤍 ① 相手の感情は“あなたの責任”ではないと理解する

怒るかどうかは相手の選択。
あなたのせいではありません。


🤍 ② 「私は悪くないかもしれない」という視点を一度だけ持ってみる

いきなり信じなくていい。
ただ一度、“そうかもしれない”と思うだけで、心が少し軽くなります。


🤍 ③ 自分の頑張りを、もう少し自分のために使ってもいい

誰かの機嫌ではなく、
あなた自身の安心や未来のために力を使っていいんです。


🍃 まとめ — 責任感は美しい。罪悪感はあなたのものではない。

責任感が強いのは、あなたの美しさです。
でも、その優しさがあなたを苦しめているなら、
少しだけ視点を変えてみても大丈夫。

あなたを苦しめている“罪悪感”は、
あなた自身が生んだものではありません。

ゆっくりでいい。
あなたの心は、必ず軽くなっていきます。