子どものために離婚を迷うときに考えたいこと①

“子どものために離婚できない”って、ずっと思ってしまうんです。

その気持ち、とても自然ですよ。
子どもを大切に思うからこそ、迷いが生まれるんですよね。
1. 子どもを理由に迷ってしまうとき
離婚を考えるとき、多くの方が「子どものために…」と悩みます。
- 父親がいなくなると、子どもが寂しいのでは?
→ 学校の行事で「お父さんは?」と聞かれたら可哀そう… - 経済的に不自由をさせてしまうのでは?
→ 習い事や進学を諦めさせることになるかも… - 周囲から片親家庭だと見られるのでは?
- 子どもの成長に悪影響があるのでは?
どれも親として自然な思いです。
むしろ「子どものために」と考えられること自体が、すでに深い愛情のあらわれなんです。
2. 子どもが本当に必要としているもの

やっぱり“父親の存在”そのものが大切なんですよね?

もちろん父親の存在には意味があります。
でも、子どもが本当に安心できるのは、“家庭の雰囲気”や“親の安定した関わり”なんです。
子どもにとって欠かせないのは――
- 安心して眠れる環境
- 自分を受けとめてくれる人がそばにいること
- 親が落ち着いて関わってくれること
つまり、父親や母親という“肩書き”よりも、**「安心感」や「安定した関係」**こそが心の土台になります。
3. 迷いを整理する“境界線”の視点
- 夫が怒るときに私が我慢すればいい?
→ 我慢だけが方法ではありません。怒るのは相手の選択であり、あなたの責任ではないんです。 - 子どもに父親が必要だから離婚できない?
→ 父親の存在そのものよりも、「子どもが安心して過ごせる暮らし」の方が大切かもしれません。 - 周囲から“子どもが可哀そう”と言われるのが怖い?
→ そう感じるのは自然なことです。けれど、周囲の評価よりも「親子の安心」を優先してもいいのです。
👉 境界線の視点を持つと、迷いの中から少しずつ「自分が本当に守りたいもの」が見えてきます。
4. 今日からできる小さな実践
- 子どもに「今日はどんなことが楽しかった?」と聞いてみる
- 子どもの笑顔が見られた瞬間をノートに書きとめる
- 自分自身に「今日は私も安心できていたかな?」と問いかける
- 信頼できる人に「子どものことを心配している」と言葉にしてみる

子どもを思う気持ちは、あなたが安心できているときに一番よく伝わりますよ。
まとめ
子どものために離婚を迷う気持ちは、とても尊いものです。
だからこそ、その気持ちを否定する必要はまったくありません。
ただし、その愛情が「自分を犠牲にする理由」になってしまうと、結果的に子どもの笑顔や安心から遠ざかってしまうこともあります。

子どもを大切に思う気持ちを抱きながら、あなた自身の笑顔や安心にも目を向けてみましょう。
それこそが、子どもにとって最大の支えになります。
👉 次回は 「モラハラ夫?普通の夫婦喧嘩?違いを見分ける5つのポイント」と言うお話をお届けしますね。


